感染性胃腸炎

感染性胃腸炎は、おなかの風邪と言われることの多い病気です。ウイルスや細菌などへの感染によって、腹痛や下痢、嘔吐、発熱といった症状を引き起こします。

手指の消毒や食べ物は充分に加熱するなどの対策が有効とされていますが、かかってしまった場合、下痢やおう吐で脱水症状を引き起こさないようにすることが大切です。

とはいえ一度に多量の水分を摂取したり、冷たい飲み物を飲むとお腹に刺激を与えてしまい、おう吐を引き起こすきっかけになりかねません。吐き気が治まってから、スプーン1杯程度のお水や経口補水液を数分おきに飲ませるようにしましょう。

感染性胃腸炎

腸重積

腸重積は、小腸、回腸、大腸と続くお腹の中にある腸が、何らかの要因で後ろの腸に食い込んで重なる病気です。突然の腹痛や便に血が混ざり、イチゴゼリーのような便が出る症状を示します。

腹痛は間隔をあけて繰り返し起こりますが、その間には痛みもなく何事もなかったように過ごせてしまうことも少なくありません。

特に生後6ヶ月~2歳ごろまでに見られる症状で、放っておくと腸閉塞症状を示し、おう吐したり、脱水症状を引き起こすこともあります。重篤な病気に繋がりやすい為、突然の腹痛や感覚をあけた腹痛がみられる時には早期の受診をお勧めします。