2021/02/15

お子様の皮膚トラブルに気をつけましょう!

子どもの皮膚は、とてもデリケートです。ちょっとした環境の変化によっても刺激を受け、湿疹・皮膚炎などを生じやすくなります。

人間の皮膚は、一番外側にある角質層が持つ「保湿機能」と「バリア機能」によって健やかな状態を保っていますが、乳児はまだこれらの機能のコントロールが未発達のためトラブルが起きやすいです。

また、子どもの皮膚は、産まれて間もない頃は、母体から分泌されるホルモンの影響が残っているため、一時的に皮脂の分泌が活発ですが、その後、成長するにつれて皮脂の分泌量が減っていきます。

このように、子どもの皮膚トラブルには、おいてさまざまな種類がありますが、産まれてから乳幼児期にかけてよく見られる湿疹・皮膚炎は、「脂漏性湿疹」「おむつかぶれ」「あせも」があります。

◆脂漏性湿疹…皮脂が過剰に分泌されることによって起こる炎症のことを言います。皮脂の分泌が多い頭皮や顔に出来ることが多く、カサカサしたものからジクジクとしたものまでさまざまです。

◆おむつかぶれ…尿や便に含まれるアンモニアや酵素などが原因で起こる炎症です。おむつをつけている部位に合わせて赤みや湿疹、ただれが生じます。

◆あせも…汗が出る汗腺が詰まり、汗が皮膚の中にたまることで、炎症が起こった状態を言います。白っぽい水ぶくれのような症状や赤い小さな湿疹が出来る症状があります。

当院では、皮膚トラブルのお薬の処方はもちろんですが、良い皮膚の状態を保つために正しいスキンケアの方法もお伝えいたします。