2021/05/17

便秘と下痢について

<便秘について>
離乳食を始めたばかりの頃や1歳くらいの乳児は、うんちがかたくなりやすい時期です。

このような症状がある時は、便秘の可能性がありますのでご相談ください。

・3日以上便が出ていない。
・うんちが固く、排便時に苦しそうにしている。
・母乳やミルクを飲む量が減っている。
・毎日排便があってもうさぎのフンのようにコロコロ状である。

◆ご家庭でできる便秘の改善方法

・水分をよく摂る
離乳食を食べ始めると、水分不足になりがちになります。
母乳やミルク、麦茶など意識して水分を摂るようにしましょう。

・マッサージ
おへその下あたりを「の」の字を書くようにさすってあげたり、
両足を持って前後に動かしてあげたりすることで腸の動きをよくしてあげましょう。

 

<下痢について>

新生児から離乳食前の赤ちゃんは、母乳やミルクしか飲んでいないので、うんちは水っぽいのが基本です。
多少うんちがゆるくても、しっかり母乳やミルクを飲んで、
体重も順調に増加していて、機嫌が良ければ心配はいりません。

また、離乳食が始まっているお子さんは 食欲があって機嫌が良い場合は、離乳食をひとつ前の段階に戻して様子を見てみましょう。

このような症状の場合はご相談ください。

・1週間以上、下痢が続いている。
・食欲がなく、ぐったりしている。
・特定のものを食べたときに下痢をする。
・蕁麻疹(じんましん)が出ている。

また、発熱や嘔吐を伴っている場合は、胃腸炎などの可能性もありますので、お早めに相談するようにしてください。